1 2010年 07月 26日
土曜日に十勝川に出かけた友人は、早朝、良い釣りができたと言う。 徐々に濁りがきつくなり、やがて移動することになったらしいが・・・・・・ 土曜日それぞれ用事があったshuさんhoriさんそして僕の3人は、日曜日も早朝だったらなんとか釣りになるだろう、ということでいつもより早めにスタートした。 午前2時30分到着。 途中それなりに降っていた雨も止み、僕たちはポイントよりも数キロ手前の街路灯の下で身支度をしようと思ってクルマを停めた。 3分後パラパラと降り始めた雨は、みるみる土砂降りに変わり、とても外に立っていられるような状態ではなくなってしまった。 もうこうなると笑うことしか出来ない・・・・ ![]() なんとか準備を整え目的のポイントに到着すると、タイミングよく雨は上がった。 まだ薄暗いというよりは、雲に覆われた空のせいで夜状態の中、藪をかき分け川に踏み入る。 足元だけが辛うじて確認できるという状態では、川の水の状態など分かるはずもない。 徐々に明るくはなってきても、薄暗いモノクロームの世界が続く。 ![]() それでもやがて陽が高くなるにつれ、僕たちがどういう状況下でキャストを続けていたのか明らかになる。 カフェ・オ・レ色、いやそんなものじゃない、マッチャチャ・・・・・・ これでレインボーを釣るというのだから、まったく僕たちはどうかしている。 さながら用水路のフナ釣りのようだ。 当然、釣り人は僕たちだけで、その後も一人も見かけることはなかった。 ![]() よく見ると、対岸の岸際の僅かな部分だけが、同じマッチャでも薄い抹茶色。 僅かな望みを対岸に託し、諦めの悪い僕たちは移動した。 早速魚からの反応が・・・・・・・ 残念ながら、グッドサイズのウグイ。 それでもまだ諦めない。 一気に100メートルほど下ってみる。 ![]() ああ、なんて嬉しいことだろう。 こんな状況で、とうとうレインボーが僕のルアーを見つけてくれた。 真新しいShu Craftネットに収まったのは、30cm代中盤のレギュラーサイズ、いやここでは40UPがレギュラーらしいから、スモールサイズということになるのかな。 もうそんな事はどうでも良くなってしまうほど、このひどい濁りの中での一匹は嬉しかった。 きっと可能性というよりは、偶然がまだ起こりうるのかもしれない。 でも、僕たちの集中力は午前中で途切れてしまった。 ようやく晴れ間がのぞき始め、夏らしい陽気に包まれた河原でのんびりとランチをとった僕たちは、珍しく早めの帰宅となった。 夕飯前の帰宅に、妻が驚いたのは言うまでも無い。 ■
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by abu-z4
| 2010-07-26 21:35
| 釣り
2010年 07月 20日
3連休、土曜日出勤だった僕は、いつもの仲間から1日遅れの日曜未明、小雨の降る札幌から十勝川に向けてクルマを走らせた。 ここのところ訪れる度に雨模様の十勝川、今回も気になるところではある。 最初に入ったポイントは、今までビッグサイズやグッドサイズのレインボーをヒットさせたことはあっても、キャッチまで到ったことがない、僕にとっては鬼門といえるポイントとして印象深い。 先ずはそこから始めてみよう。 ![]() そんな先入観があるからなのか、またしてもやってしまった。 瀬頭に立ち、瀬尻の脇にキャストした10gスプーンが沈み込みながら下に続く小さなプールにスイングして行く。 完全に逆引き状態になった時から少しずつリトリーブを開始する。 根掛りのような感触に、握っていたロッドを川下に伸ばしラインテンションを緩め、水面近くに下げていたティッップを持上げた。 一瞬のガツンというアタリは、その力強さとロッドの撓り具合からグッドサイズ、もしかするとビッグサイズのレインボーを想像させる。 プールの脇に場所を移動し、やりとりを開始。 長く感じていたその時間は、実際には1~2分の事だったと思う。 ロッドを少し立てて魚を浮き上がらせ、その姿を確認しようとしたが。 大きく曲がったロッドは更にグイグイと波動するような振動をグリップに伝え、その不規則なリズムが何度か繰り返された後、突然すべてのテンションが失われ静寂がやって来た。 ![]() 最近頻繁にフックアウトを連発していることから、ドラグを少し強めに調整していたのがいけなかったのだろうか。 とうとう魚の姿を確認することがなく終わった僕は、残った日・月の二日間悩み続けることになってしまったのだった。 ![]() ![]() こんな時は、気分転換を図るのが良いかも。 上流域で暫し仲間と一緒にロッドを振る。 街中にホテルを予約した僕は、その後幾つかのポイントに寄りながら徐々に川を下って行った。 しかしその後、レインボーとの出会いは少なく、フックアウトの原因を掴もうとしてもいろいろと試すことは出来なかった。 すっかり意気消沈してしまった僕は、まだ十分に釣りを楽しむ時間を残したままホテルに到着。 ほぼ徹夜のまま札幌を発ってきた疲れ切った身体をゆっくりと休め、明日に備えることにした。 ![]() ![]() 月曜日、相変らずお気に入りの中流域は、何処もレインボーの反応が少ない。 徐々に上流に移動し、ここが最後と決めていたポイントに到着。 ここでは、スモールやレギュラーサイズのレインボーが数多くヒットしてきた。 こうなると、たとえグッドサイズではなくても、いろいろと試してみることが出来る。 ドラグの調整、ロッドワーク、魚の重さに適したテンションの掛け方等々。 それはそれで、とても楽しく有意義なものであったと思う。 ![]() だけど、楽しみにしていたグッドサイズレインボーとの出会い、このまま終わってしまうのかと思うと正直なところ残念な気持ちでいっぱいだ。 このポイントも残す所僅かになってしまった。 その中でも1番といえる場所に立つ。 小さな瀬ではあるけれど流れは強く水深もある。 瀬の脇の護岸部分に、それまでここで有効だった11gスピナーを一度当ててから、流れに沈ませ即座にリトりー部を開始した。 何かがルアーに引っ掛ったような気がしたけれど、そのまま下流に向かいスピナーは浮いてきた。 もう一度同じようにキャストしてみる。 今度は明らかに魚のバイトだと感じ、ラインスラッグを取るためにも大きくロッドを合わせたが、ロッドにテンションが伝わってこない。 と思った次の瞬間、想像よりも数メートル下でグッドサイズのレインボーがジャンプした。 と同時にロッドには、フッキングが成功した証の明確なテンションが伝わってくる。 ![]() レインボーの姿を確認しながら一定のテンションを保ち、徐々に下に移動し取り込む場所を確認する。 無理に引き寄せジャンプされては、また今までと同じことになってしまう。 テンションが徐々に弱まり、レインボーの抵抗も弱まってきたのを見計らい、ネットインが困難と判断した河原に一気に引き上げた。 その直後、携帯にYunさんから電話が入った。 一緒にランチを済ませてから帰宅しよう、とのこと。 勿論、今回の釣行の目的を十分に達成した僕に、異論があるはずがない。 ![]() きっとその時の僕は、上ずった声で興奮気味にYunさんと話していたはずだ。 とても辛く迷い悩んだ今回の釣行だったけれど、最後に出会ったこのグッドサイズレインボーが、沈み気味だった僕の心を和ませてくれたのだった。 ■
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by abu-z4
| 2010-07-20 11:17
| 釣り
2010年 07月 11日
中洲を挟んで左岸側に本筋、右岸側にやや細い副筋が流れる十勝下流域は、先週初めて訪れてから2度目となる。 中州は下流に向かい船首のように徐々に細くなり、やがて川面に沈んでゆく。 きっとその先は、いわゆる馬の背と言われるような状態で、数メートル先まで伸びていることだろう。 僕の知っている限り、合流した流れはそれぞれの流れの強さの違いから、水面に多くの変化をもたらす場合が多い。 だけどここの合流点では、その変化は極めて短い距離で終り、その先にフラットな流れが数メートル続いている。 反転流は起きていないしプール状態と言える広さでもない、幅の広い一つになった流れの中にポツンと鏡状の水面が現れる。 ![]() 先週初めて訪れた時、僕は確かにこの目で見た。 グッドサイズのレインボーがそこでライズしたことを。 でも残念ながら僕のキャストしたルアーには、全く反応してくることなく終わってしまった。 その後小さなレインボーに出会うことができた僕は、この下流域のポイントに可能性を感じ、また訪れてみたいと思っていた。 ![]() photo by Mr.Yun 合流点直下からキャストを開始し、徐々に釣り下る。 やがてフラットな流れに差し掛かる。 フルキャストした7gスプーンは、鏡面上の水面に小さな水飛沫を上げて沈んでいった。 十分にルアーを沈ませると、コツンコツンと2度ほど川底を叩いた感触がロッドに伝わった。 ![]() 直後にググゥンと力強いバイトを感じたけれど、確実なフッキングをするためにワンテンポ遅らせてロッドを合わせた。 水面を割って大きくジャンプしたのは、正しくグッドサイズのレインボー。 一瞬失われてしまったと思ったテンションは、潜って走り始めたレインボーがジリジリとドラグを鳴らしてラインを引き出し、直ぐに回復した。 徐々に近づいてきたレインボーが、最後の力を振り絞るかのように再びラインを引き出していった。 止まったと思った瞬間、綺麗なレッドバンドを見せ付けるように突然のジャンプ。 ルアーが魚体から離れているのが一瞬目に映った。 ルアーは何事もなかったかのように、水面直下を静かに泳いでいた。 フッキングは、完璧だったはずなのに。 ![]() ここのところ訪れるたびに雨模様の十勝川。 土曜日も例外ではなく、寧ろ今までで一番の強い雨に見舞われた。 そんな中、Yunさんが中流域でグッドサイズのレインボーをネットに収めた。 それは久しぶりに見る、鮮やかなレッドバンドを纏った美しいプロポーションの鱒だった。 雨足は強まるばかりで、やがて濁りは釣りを諦めなければならないレベルに達した。 僕たちは、この濁りが次週までに落ち着いてくれることを祈りながら、十勝川を離れることにした。 ■
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by abu-z4
| 2010-07-11 20:57
| 釣り
2010年 07月 05日
土曜日に訪れた十勝川、そして午後から向った支流の山上湖、僕たちはトータル25時間を大いに楽しんだ。 ![]() photo by Mr.Yun 本流では、決して良いサイズとは言えないながらもレインボーが何匹か顔をのぞかせてくれた。 ![]() ![]() そして山上湖では、前回訪れた時には暗くて確認できなかった、ここ独特の美しいレインボーにも出会うことができた。 ![]() ![]() ![]() だけど、僕が一番印象に残っているのは、初めて訪れた下流域での小さなレインボーとの出会いだった。 今まで、下流域には冬季のアメマスの時期に訪れることがあっても、夏季のレインボー狙いでは考えてもみなかっただけに大きな発見であり、また本流レインボー狙いのエリアとしての可能性を感じた。 ![]() この川は、僕の想像を超える大きなスケールの川なのかもしれない。 ■
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by abu-z4
| 2010-07-05 21:34
| 釣り
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