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2011年 07月 10日

不健康なアウトドアー・ライフ

いつも思うのです,僕たちの釣りは不健康だと。
ほとんど睡眠も取らず休憩もしない、長時間冷たい川の流れの中に立ち続ける、肩・肘・手首等々酷使する、おまけに帰り道に必ずと言っていいほど楽しみにしている夕飯でのカロリー過剰摂取・・・・・・その他数々。
日常、特に健康に気を使っているわけではないので気にしているわけではないけれど、昨日の釣りもまた短時間だった割には膝・腰に負担の掛かる釣りだった。
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ポイントに到着した早朝の気温は既に20度を超え、湿度が高いせいか蒸し暑く感じる。
多分陽が高く昇る頃には、30度を超すことになるのだろう。
でも、真夏でも十分に冷たいここの流れは何度も体験しているし、時折山から吹き降ろす風はまるで大きなフリーザーの扉を開いたように冷たい。
だからジャケットはしっかり着込む。
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霧が立ち込める中、狭い岸辺を慎重に歩いていると、突然林の中からガサガサと獣が動く気配。
ビクッとして見上げるとそこには子鹿の姿があった。
ホッと胸をなでおろしたけれど、体感温度は確実に下がった。
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川の水は予想通り冷たい。
夏用のウェーダー越しに伝わる冷たさに、体温がどんどん奪われてゆく。
ネオプレーンでも良かった、と思う。
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徐々に気温が上がっても、体感はむしろ下がりっぱなし。
下半身が完全に冷えきってしまい、血行が悪いせいか腰が重く足もツッてしまう。
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それでも魚がバイトした瞬間、全ての感覚はラインを伝わりロッドを握る手に感じる魚の生命感に集中し、寒さや痛みなど一瞬にして吹き飛んでしまう。
それがワイルドレインボーだったりすると、そのやりとりの最中はえも言われぬ興奮と幸福感に満たされる。
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対岸に渡るため一度車に戻ると、そこは真夏の状態。
もう7月なのだから、当然と言えば当然。
睡眠を取らず寝不足だからなのか、それとも冷気にさらされた体が一気に温室状態の中に順応できず、血圧が下がってしまったせいなのか目眩がする。
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こんなことを繰り返していても、対岸ではまた一心不乱にロッドを振り続けるのだ。
帰り道の車中、友人がしみじみと言う「やっぱりレインボーはイイよね」。
なんのことはない単純な一言に、沢山の意味と気持ちが含まれていることを僕は理解できる。
酷使した体に溜まった疲労感と、今日一日の満足感に浸りながら後ろの座席で聞いていた。
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by abu-z4 | 2011-07-10 11:33 | 釣り


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