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2015年 11月 04日

欺く

「欺く」:あざむく、読めるけど書けない漢字。
10月の天塩川で「今年のレインボーの釣りはこれが最後」、と言って舌の根も乾かないうちに「本当にこれが最後」と言って十勝川に行ったのは10日前。
そして昨日の文化の日には、湧別川に立っていた。
当然仲間からは、「あれっ、前回が最後って言ってませんでした?」ということに。
そして、いただいたタイトルは「欺く」。
「優柔不断」ぐらいにしてもらいたかったけれど、いじられ高年と化した僕は、仲間からの親愛のしるしとして受け取る事にした。
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だけど残念と言うか幸いにもと言うか、「欺く」と言えるような結果は得られなかった。
グッドサイズも含めて5匹のレインボーを掛け、キャッチできたのは2匹。
それも最後の最後でSサイズ。
でも「今日はダメか」と嫌な予感が胸をよぎる中、顔を見せてくれた2匹には感謝したい。
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天塩・十勝・そして湧別と、僕たちがお気に入りの本流へ一通り訪れる事ができた。
「じゃあ尻別は?」と言われそうなので、今回は断言はやめて「多分」にしておこう。
多分、これでレインボーは終わり。
同行の気の置けない友人はLサイズを早々にキャッチしたし、車中でゆっくり会話も楽しめたし、今回が今年最後のレインボーの釣りで十分満足だ。
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アメマス用のルアーも買い足した。
気分はもう、2週間後の「十勝アメマスキャンプ」に向いている。

# by abu-z4 | 2015-11-04 20:23 | 釣り | Comments(6)
2015年 10月 25日

納得のSサイズ

レインボーのシーズンがそろそろ終わりということなのか、たまたま活性の低い日だったのか僕にはわからない。
少なくともこの日十勝川を訪れた3組の仲間は、厳しい釣りを強いられたことは間違いないようだ。
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土曜日、masa1st1956さんと訪れた十勝川では、白鳥の群れに出迎えられた。
これから南へ向かうのだろうか、気温は-1℃を示している。
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前回訪れたときに比べると、極端に反応が悪いまま下流域から上流域へと彷徨うけれど、、反応の悪さは変わらない。
考えうるポイントを相談した結果、2人にとって比較的相性の良い支流合流付近に入ることにした。
大まかに4つのセクションに分かれるそこを、すべてじっくりと流すことは日没までの残り時間を考えると無理だろう。
せめて2つのセクションは流してみたい。
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最初のセクションではXSのホウライ鱒が顔を見せてくれたけれど、何故かしっくりこない。
バイトの感触なのか、やり取りの物足りなさなのか。
もやもやした気持ちのまま、2つ目のセクションに釣り下った。
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最初のセクションで度重なる根掛かりを繰り返していたmasa1st1956さんの姿を僕はしっかり見ていた。
そして2つ目のセクションでも徹底的に底を流しているmasa1st1956さんのロッドが大きく撓った。
この日の状況を考えるとベストと言えるグッドサイズレインボーが、十勝川のレインボーらしく大ジャンプ。
数々の経験を重ねたmasa1st1956さんにとっても、納得のいく1匹だったに違いない。
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日が翳りそろそろ終わりという時、僕がキャストした7gスプーンに反応があった。
対岸のブッシュ下に沈んでいったルアーを更に沈み込ませるために、ロッドティップを高い位置に保ちながらラインを送り込んだ。
クククッと微かな手ごたえを感じ思い切りロッドを合わせるも、ラインのスラックが多くて確かな反応が得られない。
きっとみっともない格好だったと思うけれど、追い合わせも何度も入れると確かな手ごたえをロッドを握る手に感じた。
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綺麗なSサイズのレインボー。
一日の最後を締めくくるに相応しい、イメージ通りの納得のいく釣りができた。
いや、前回北の本流で今年最後と思っていたレインボーの釣りが、今回最後に延びたわけだから今年最後を締めくくると言ったほうが正しいと思う。
来月にはアメマスの釣りでまた訪れることになる十勝川に感謝しつつ、僕たちは帰路についた。

# by abu-z4 | 2015-10-25 13:29 | 釣り | Comments(8)
2015年 10月 20日

Nothing happened

何も起きなかった。
ググッともピクッとも、勿論ガツンとも。
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日曜と月曜を北の本流で過ごした。
おそらく僕のレインボー釣りは、これが今年最後になるだろう。
条件としては、十勝の方が良いのは分かっている。
水位が高く若干の濁りで厳しい条件なのは十分承知の上だった。
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それでも、ここまで反応が無いとは・・・・・・
日曜の午前中は、正直なところヘコンでしまった。
土曜から北の本流入りしていた仲間とは午前中で別れ、午後からは一人。
仲間からの情報をもとに、初めてのポイントへ向かった。
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水位が高く濁りも入り足元が確認しづらく、その上岩盤が続く岸際は、何処にスリットがあるか分からないし
急激に深くなっているかもしれない。
慎重を期しながらも、考えうる全ての事を試してみた。
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翌日は、未明に北海道入りした友人と行動を供にした。
心強さを得た僕は、前回楽しませてくれたポイントへ遡行を試みることにした。
昨日より水位は下がったとは言え、前回よりも40cm程高い強い流れを300mいや500mほどを、つま先で底を確認しながら一歩ずつ進む。
ようやく辿りついた頃には、腿はパンパンになり股関節に痛みが走る。
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限られた時間と体力と持てる力の全てを使い、出来るだけの事ははやった。
これ以下が無いほど悪い結果だったけれど、不思議と「やりきった感」が僕を穏やかな気持ちにしてくれる。
「きっと来年はもっと良い釣りが出来るはず」などと、僕は何ら根拠の無い事を思い浮かべるのだった。

# by abu-z4 | 2015-10-20 11:01 | 釣り | Comments(8)
2015年 10月 12日

秋深まる十勝川

ガサガサからバキッバキッとかパキッパキッという音に変わった。
藪漕ぎの足音。
緑に覆いつくされていた森は、いつの間にか黄色に占領されている。
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水位・濁り共に心配したような事は全く無かった。
見る限り、ベストコンディションと言っても良いぐらいだ。
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しかし、反応はすこぶる悪い。
1ヶ月前に比べるとバイトは少ないし、たまにショートバイトを感じるだけ。
きっと、岸際の弛みやストラクチャーの陰でジッとしているに違いない。
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こんな時は、ルアーをじっくりと見せるのが良いと思う。
ストップ&ゴーのテンポを極端にスローにしてみた。
ストップの間は、流れの力を利用してルアーをヒラヒラとアクションさせ十分なバイトのタイミングをつくる。
ゴーもリトリーブの距離は少しだけにして、イライラしたレインボーが思わずバイトしてしまう事をイメージした。
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餌となる虫たちが少なくなった今、魚たちが日中流れの中心付近に出てくる理由もないのだろう。
むしろ気温が下がり弱った虫たちが、岸際に落ちてくるのをジッと待ったほうが安全だとも思う。
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とにかく全てがスロー。
流れのスピードもリトリーブスピードもアクションもスロー。
もしかしたら、魚の動きもスローなのだろうか?
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おそらく、今年最後になると思う十勝川のレインボー釣行。
望んだLサイズはおろか、グッドサイズのMに出会う事もできなかった。
だけどイメージ通りに反応してくれた、小さめのMサイズレインボーがとても貴重に思う週末だった。
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# by abu-z4 | 2015-10-12 09:07 | 釣り | Comments(8)
2015年 09月 28日

あと2cm

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こんなタイトルは付けたくないのだけれど・・・・・・
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土日は1年半ぶりとなる北の本流へ、、車中泊を決め込み出かけた。
最初に入ったお気に入りのポイントは、水位が低いとはいえ岩盤のスリットには砂利や砂が埋まり、明らかに浅くなっていた。
最後のセクションでやっと掛けたLサイズは、2度目のジャンプで敢え無くフックアウト。
厳しい釣りの始まりだった。
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ポイントを移動して彷徨うけれど、先行者がいたり水位が低すぎて釣りにならなかったり・・・・・・
そろそろお昼時というときに、偶然友人の車を発見し同行させてもらう事にした。
初めてのポイントを案内してもらう。
あっさりと友人はMサイズ・Lサイズとたて続けにレインボーを釣ってしまった。
僕はというとショートバイトを何度か感じた後、1匹のアメマスに出会うのがやっとだった。
でも、友人と会わなければ何も釣れなかったんだろうなぁ。
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その後も日没まで友人の後をついてポイントを移動したけれど、僕には何も起こらなかった。
こんな事もあると予想していたとはいえ、心身ともに疲れる初日だった。
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夜、北の本流に来ていた仲間4人が集まり、アルコールも入りリラックスした時間は、疲れた体を十分に癒してくれた。
「1日1匹」とつぶやいてみる。
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翌日、4:30に車の窓をノックする音で目覚める。
昨晩決めた目的のポイントへ4人揃って向かった。
それぞれが準備をしている最中、僕が何気なく吐いた言葉「60歳になったから60cmが釣れるといいなぁ」。
こんなこと言わなければよかった。
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ここを案内してくれたのは初日とは別の友人
メソッドは教えてもらったけれど、まずは彼の流し方を観察する。
かなり送り込んでる印象だ。
前日お気に入りの7gスプーンを全部ロストしてしまった僕は、10gでいきなり沈めるのではなく5gで送り込むことに決めた。
そして前日のブレイクはドラグの調整が緩かったと考え、今日はかなりキツ目にした。
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ルアーは、教わった場所に着水し教わった場所に沈みこんで行った。
グググン、思い切りロッドを合わせた。
一瞬水面を割って姿を現した魚体は、全体的にシルバーに見えた。
きつめに調整したドラグは、大きな走りを許さないけれどフッキングは確実だと思った。
後はフックとラインとロッドを信じて、時折ジジジィと短いドラグ音を聴きながら慎重に引き寄せるだけだ。
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友人がランディングしてくれたネットには、レッドバンドとレッドチークが鮮やかなレインボーが納まっていた。
滅多にサイズを測ることはないのだけれど、もしかしたらと思いスケールを当ててみる。
思わず「あと2cm」、また余計な事を言ってしまった。
仲間からは、祝福と同時に「これで今回のブログタイトルは決まったね」と言われてしまった。
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僕は「1日1匹」にしようと思っていたのだけれど、みんなに従うことにした。
初日の1匹も2日目の1匹も、彼等がいなければ釣れなかったのだから。
最近は、タイトルが「抜け駆け」だの「独り占め」だの、イメージが「嫌なやつ」になるんじゃないかとちょっと心配している。
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今回使用したABU ambassadeur 5000C は、先輩のNAKAさんから頂いた物。
仲間の助けもあり、やっと5000Cに相応しい魚を釣る事ができました。
この釣果を、NAKAさんに捧げたいと思います。

# by abu-z4 | 2015-09-28 22:32 | 釣り | Comments(8)