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2012年 08月 27日

北の本流

ジッジッジッジッジィー、やっとアンバサダー4500Cのドラグ音が鳴りやみ、下流へ疾走したレインボーの走りはとりあえず止まったようだ。
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30分程前、ここにしてはやや小ぶりながらも、体高豊かなレインボーに出会えホッと胸をなでおろしたばかり。
そして次のキャストで見事なバックラッシュ。
絡んだラインを解いてみても、ラインは縮れたラーメンのようで使い物にならない。
岸に戻りベストの胸ポケットから常時携行している予備のラインを取り出しリールに巻き込む。
スナップスイベルとの結び目も慎重に点検した。
そして・・・・・・・
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放物線を描いて13gのスプーンが着水した先は、思い通りのややフラットな水面だった。
ラインスラックを多めに取ると、ルアーは時折コツコツと川底をたたきだした。
クククゥンと小さなバイトを感じ、軽くロッドを煽ってみた。
するとまたも小さなバイトを感じ、今度は思い切りロッドを振り上げフッキングを試みた。
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次の瞬間、僕が見つめる先よりもかなり上流でレインボーが全身を露わにしての大ジャンプ。
慌ててラインを巻き込むと、確かな手応えを感じると同時にロッドはグンニャリと曲がった。
そして今まで経験したことのないパワフルなレインボーとのやり取りが始まった。
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ステップダウンとステップバックを繰り返し、ロッドを曲げたまま微動だにしないレインボーとの距離を徐々に縮める。
水面に突き刺さるラインの先に、なにやら黒い岩のような倒木のような物が偏光レンズ越しに見えた。
「あっ、やっちゃった。倒木にラインを絡めてしまった!」と思った瞬間、その黒い物体は一気に下流へと疾走し始めた。
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あれがレインボーだとすると、僕の背中にぶら下がるShuCraftの中型ネットに収めるのは無理だ。
「horiさ~ん」ShuCraftのサーモンネットを新調したhoriさんに助けを求める。
果たしてどれだけの時間が経ったのか、興奮と緊張で最早冷静さを失っていたと思う。
気がつくとhoriさんが差し出した大きなネットに見合う、ビッグレインボーがそこに収まっていた。
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水面から持ち上げて全身の記念撮影をしようと思っても、自らの体重のせいで支えた手のひらが腹部を圧迫してしまう。
何だか体型が変形してしまうようで具合が悪い。
いつまでも眺めていたいような、早く元気に流れに戻って欲しいような複雑な気持ちを察してくれたのか、落ち着きを取り戻したビッグレインボーは足元の浅瀬でしばらくと留まってくれた。
流れの具合を確認するように動き回っていたけれど、体力の回復を確信したのか上流に向かい泳ぎ始めた。
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去年から始めたhoriさんとの北の本流1泊釣行。
残念ながら去年は1匹のレインボーにも出会うことはできなかったけれど、帰りの心配も無く思う存分ロッドを振り、疲れた体を温泉で癒し、美味しい夕食にありつく。
アルコール類はからきしダメな僕でも、ビールは格別旨かった。
今年もそれだけで十分だと思っていた。
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今年は娘がプレゼントしてくれたワインを部屋に持ち込み、horiさんが用意してくれた白カビチーズをいただきながら会話を楽しんだ。
残念ながら2日目の日曜日は、集中豪雨に見舞われ思ったほどに釣りを楽しめなかったけれど、もしあのビッグレインボーに出会えなかったとしても、この2日間は間違いなく楽しいものであったし、今の僕にとって必要な時間だったとも思う。
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お盆明けの夏の終わり、条件は良くないのかもしれない。
でも、来年もまたこの時期この地で思う存分キャストを繰り返し、心地よい疲れとゆったりとした時間を楽しみたいと思っている。
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by abu-z4 | 2012-08-27 22:03 | 釣り | Comments(10)
2012年 08月 14日

大袈裟なタックル

日曜日、Yunさんと一緒に向かった先は北の本流。
少し下がったとはいえ、依然水温は高めでおまけに水位も高め。
グッドサイズのレインボーとの出会いを期待してキャストを繰り返す。
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あまりの反応の悪さと釣り人の少なさに、期待感は下降線を辿るばかり。
やっと訪れた魚からの反応は、フッキング直後からまるでゴミでも引っ掛っているような生命感の薄い引き。
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それもそのはず、20cmにも満たないレインボーは、僕が握っている8.6ftのロッドとリールに巻き込んだ12lbラインとはいかにも不釣合い。
きっとフッキングのショックが、この小さなレインボーにとって強烈だったのだろう。
可哀想なことをしてしまった、とは思ったけれど思いの外元気に流れに戻っていって一安心。
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元来あきらめの早い僕は、ポイントの移動を持ちかける。
本流を諦め向かった先は、今や移動距離が普通になってしまったオホーツクの山上湖。
前回訪れたときには全てジャンプの後にフックアウトしてしまったけれど、元気の良いグッドサイズが期待できる。
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ところがバイトの感触はあるものの、全くフッキングしない。
そんなことを繰り返しているうちに、Yunさんにギラギラと輝くシルバーメタリックのレインボーが掛かる。
そして僕にも待望のバイトが訪れ、今度はフッキングは成功した。
次の瞬間ロッドに伝わる感触は、午前中に味わったのと同様のものであることが分かる。
違いと言えば、レッドバンドではなくホワイトスポットであること。
いずれにしてもこの日僕が手にしたタックルは、とても大袈裟なものになってしまった。
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by abu-z4 | 2012-08-14 14:39 | 釣り | Comments(2)