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2008年 10月 13日

ホッカイロの季節

僕は寒いのが苦手だ。
いつも他の人よりも1枚余計に着込んでいる。
それでも一番最初に寒さに耐え切れなくて車に戻ることが多い。
そんな僕には、これからの季節ホッカイロは必需品なのだ。
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日曜日、久しぶりにいつもの仲間4人が揃い本流へ向う。
目的の河畔に到着し早速準備にとりかかる。
ホッカイロを首の後ろ側と腰に2枚張り準備万端。
今日はこの程度で十分な筈だ。
十勝のアメマスシーズンともなればこうは行かず、上下更に1枚ずつは着込んでも5枚のホッカイロが必要となる。
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ロッドを握り川に立つ頃には、ホッカイロがじんわりと僕の身体を温めてくれる。
かなり低下した水温だけど、ウェーディングもさほど苦にならない。
この分だと皆と同じ程度川に立っていられるかもしれないなぁ、と少し安心した。
後は、黙々とキャストを繰り返すだけ。
でも、最初のポイントでは何の反応もなく、付近をウロウロと歩き回って時間だけが過ぎてしまった。
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2番目のポイントでは、ブラウンやアメマスを意識して、ミノーを中心にキャストしてみることにした。
先週、同行の友人がブラウンとアメマスに出会った流れが近づいてきた。
50mほど手前のこの流れも僕は気に入っている。
ややダウンクロスぎみにキャストする。
少しラインを送り込み、やがてミノーが泳ぎだしラインにテンションが掛かるのを待った。
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                            photo by Mr.Yun

ブルブルとミノーの泳ぐアクションが、全くリトリーブしないリールを握る手に伝わってくる。
時々沈み石にでも当るのだろうか、ゴンゴンとロッドが揺れることもある。
そして、僕が立つ真っ直ぐ下流まで流れ着いたミノーを、ゆっくりとリトリーブしようとしたした瞬間、ゴツンと川底に引き込まれるような魚の反応。
決して力強い、というようなものではないけれど、冷たい川の中に立ち続けてやっと出会えた一匹に、僕の身体は熱くなる。
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40cmにも満たない細身で白点の小さなアメマス。
おそらくずっと川で育ってきたのだろう。
やや黒ずんだ背中が野性的だ。
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昼食後もポイントを変えキャストを続けたけれど、結局このアメマスが最初で最後となった。
徐々に陽が傾きミノーの飛距離が落ち始めた頃、朝に張ったホッカイロの温もりはかすかなものになった。
僕は、皆よりも早めに車に戻りロッドをたたんだ。
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by abu-z4 | 2008-10-13 21:14 | 釣り | Comments(6)
2008年 10月 06日

秋深まる本流

ようやく体調が戻ったのは良いけれど、先週はハードな毎日だった。
おまけに日曜も仕事でくたびれてしまったから、代休の月曜はどうしようか朝まで迷っていた。
何と、今朝は10時30分まで寝てしまって、食事をとって落ち着いた時には11時30分になっていた。
本流までは往復4時間弱、2時間ロッドを振っても夕飯までには帰ってこられる。
重い腰を上げて、最小限の準備をしてクルマを走らせた。
考えてみると8月末の知床釣行以来、鱒はおろか魚というものを一切釣っていない。
おまけに秋の本流は、僕にとって難しい印象がある。
とは言っても今更引き返すつもりもないし・・・・・・・・
あれこれ考えているうちに、見慣れた景色にたどり着いた。
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先週降った雨の影響がまだ残っているのだろうか、水位は落ち着いているのに茶系の濁りは足元だけがようやく見えるほどだ。
いつも通り第1セクションからゆっくり釣り下れば、第3セクションにたどり着く頃には丁度良い時間になるだろう。
時折、鮭なのかサクラマスなのか分からないけれど、浅瀬で産卵のためかバシャバシャやっている以外まったく気配がない。
中州まで30mほどの第1セクションの終り、それまで何の反応もなかった僕のロッドに力強い魚の感触が伝わる。
反射的にフッキングのためにロッドを起こす。
少し緩めにドラグを調整したせいか、結構な勢いでラインが出てゆく。
魚の姿はまったく確認できないまま、何度かABU4500Cからラインが引き出された。
少し落ち着いたところで、ややドラグを締め込み引き寄せた。
浮かんできたのは、久しぶりにお目にかかるレインボー。
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サイズは40弱の中型だけれど、キズ一つない綺麗な魚体はとても美しい。
正直なところ、弱った鮭かサクラマスかもっと大きな魚だと思っていた。
それほど僕には力強く感じた。
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写真を撮る間静かにしていたレインボーは、よほど疲れたのかと思いきや、支えた僕の手からあっという間に流れに戻っていった。
久しぶりのレインボーに、中洲の石に腰掛けて一人喜びに浸った。
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いつもよりゆっくりと1本のタバコを喫い終え、またロッドを握る。
だけど、もうそれからは何も起こらなかった。
一度だけ第3の瀬尻で「ドン」という感触があったけれど、多分流れてきた枝かゴミだったのだろう。
何度同じところにルアーを流しても、静かに戻ってくるだけだった。
第3の終りにたどり着いた頃には、徐々に気温も下がり帰る時間がやって来た。
僕は、満ち足りた気持ちで落ち葉が敷きつめられた小径を歩き、本流を後にした。
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by abu-z4 | 2008-10-06 19:54 | 釣り | Comments(8)