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2008年 08月 24日

こんな日もあるさ

珍しく往きの車中からもう既に気だるさが漂っていた。
理由は分からない。
もしかしたら風邪気味なのか・・・・・・・
土曜の未明、十勝川へ向う友人と2人の車中には、いつものワクワク感は無い。
日勝峠の頂上付近は、5℃と季節外れの寒さで、河畔に到着しても10℃を下回っていた。
気が付くと、いつも元気な友人も心なしか元気が無いようだ。
それでも川を前にした僕たちは、ゆっくりと準備を整え少し重い足取りで川を歩きはじめた。
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思ったほど水位は下がっていなく、笹濁り状態。
かと言って悪い状況には見えない。
開始して1時間ほど経った時、僕には全くの無反応。
少し離れたところでロッドを振る友人に電話してみるも、同じ状況ということ。
僕たちは、上流へ歩き始めた。
そこでようやく瀬尻の小さなポイントから、20cmほどの元気なレインボーが姿をあらわした。
まったくここのレインボーといったら、大きさにかかわらずジャンプがお得意のようで、毎回手こずらされる。
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しかし、時々ある反応は単発で、僕たちの気持ちも一向に盛り上がらないまま、気が付くとかなり上流まで歩いていた。
ランチタイムをとりにクルマまで戻る僕たちの足取りは、更に重くなってしまった。
いつもの豚重を食べ終わった頃には、僕たちにはもうロッドを振り続ける気力が残っていなかった。
ここは、来週の知床釣行に体力を温存するためにも、思い切って帰路につくことにしよう。
こんなに早く帰宅したら家族はビックリするんじゃないかな、何て冗談にも何となく力無い笑い。
まぁ、こんな日もあるさ、ということでお互い頷くしかなかった。
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by abu-z4 | 2008-08-24 17:27 | 釣り | Comments(6)
2008年 08月 03日

「イパネマの娘」とホウライ鱒

土曜の午前2時半に札幌をスタートした車中には、聴き慣れた心地よいメロディーが流れ続けている。
それは僕にとって、とてもラッキーな2年前の出来事を思い出させる「イパネマの娘」。
Yunさんの気遣いに、僕は照れ笑いで返す。
今日も楽しい釣ができそうだ。
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                            photo by Mr.110-ken
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                            photo by Mr.110-ken

3週間ぶりの十勝川は、霧雨が降り続いているけれど問題になるほどの濁りは無い。
僕の頭の中では、車中のメロディーが流れ続けている。
ひょっとすると鼻歌交じりだったのかもしれない。
サイズこそ小さいが、レインボーの反応は上々。
尚も僕の頭の中では「イパネマの娘」が流れ続け、グズついた天気とは裏腹に気分は爽快。
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釣り下ると、前回渡ることが出来なかった中州に差しかかった。
100mほど下流に友人たちの姿が見える。
どうやら今回は渡ることができるようだ。
中洲の左岸側は、瀬で始まり水深もあり流れは速い。
僕は岸際ギリギリにキャストし、少しだけラインを送り込み、ルアーを岸と平行に流しながら沈ませた。
2,3回転ハンドルを高速で回し、スピナーのブレードが回転するのを確認したら、後はロッドワークだけでスピナーが浮いてこないようにコントロールする。
流芯付近に差し掛かった時、ググゥンと今までに無い手応えを感じる。
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今まで十勝川では、良いサイズのレインボーにことごとく逃げられていたので、予めドラグを緩めにして鱒と一緒に走る方法をイメージしていた。
案の定、ヒットした鱒はドラグを鳴らしドンドン下流へ走る。
僕も一定のテンションを保ち、一緒に走る。
ジャンプした瞬間鮮やかなレッドバンドが目に映る。
シャンプしては走るを2度繰り返し30mほど下った頃、鱒との距離がかなり縮まり、鱒の姿が浮かび上がってきた。
流れが速くて深いここでのネットインを諦め、ドラグを少し絞り込み、一気に中州に引きずり上げた。
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河原の上で暴れ続けるその鱒は、なにか物足りないような忘れてきたような、眉を剃った顔のような感じ。
レインボーだと思っていたその鱒は、ホウライ鱒だった。
仲間の釣ったホウライ鱒の話は何度も聞いていたし、ここにはホウライ鱒が多いと言うことも聞いていたけれど、いつもその場に居合わせなかったので、間近で見るのはこれが初めてだった。
体高のある43cmのその身体は、流れの速さを差し引いても、それはレインボー以上のパワーを感じた。
写真を撮るのに添えた手には、ズッシリとした重量感が伝わる。
そして何枚かの写真に納まった後、僕の手を振り払うように強くて深い流れに戻っていった。
ようやく僕の鼓動は平常に収まり、頭の中には「イパネマの娘」流れ始めた。
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                            photo by Mr.shu
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by abu-z4 | 2008-08-03 22:27 | 釣り | Comments(12)