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2008年 06月 29日

幸運のエゾアマガエル

2年前の7月の本流、僕はエゾアマガエルが朝露に濡れた葉に載って揺られているのを見た。
そしてその日、幸運にも50upのレインボーに初めて出会うことができた。
今年の4月15日久しぶりにエゾアマガエルを見て、冗談半分に仲間に「エゾアマガエルが居るから今日は釣れるかも」なんて言ったら、僕にしては十分満足のいくサイズのレインボーがネットに納まった。

土曜日、いつもの本流での事。
僕たちは、何時もと反対の第3セクションへと水田の脇を歩いていた。
するとYunさんが、「エゾアマガエルがいますよ」と言う。
よく見ると今年オタマジャクシから孵ったばかりの小さなエゾアマガエルが、沢山飛び跳ねている。
注意して歩かないと、踏みつけてしまいそうなほどいっぱいに。
「チビニジが沢山つれるかもしれないね」僕たちは笑いながら畔へたどり着いた。
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生憎、第3セクションでは既に先行のFFMがロッドを振っていた。
僕たちはチビエゾアマガエルを踏みつけないように注意しながら引き返し、第1セクションへと向った。
そこには親子連れのLFMが居たけれど、あまりの状況の悪さに直ぐに帰って行った。
僕は第1セクションを早々に諦め、第2セクションの瀬で集中的にキャストを繰り返す。
Yunさんは、新調したロッドを十分に自分の手に馴染ませる為なのか、第1セクションからなかなか下ってこない。
第2セクションの瀬は期待に反し無反応が続き、僕は一足先に第3セクションへと進んだ。
そこには先行のFFMの姿はなく、下流からゴムボートで対岸へと渡りキャストしていた。
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それまで第2セクションでスピナーをキャストし続け、ラインのヨレは既に限界状態。
ここはスピナーを諦め、昨日購入したシンキングディープのミノーにチェンジすることにした。
1投目、流れの一番奥にキャストしゆっくりとリトリーブ。
思ったほどにミノーは沈まず、ターンオーバーしてやっとラインにテンションが掛かり、ミノーは深く沈みながら泳ぎだした。
2投目、流れの一番奥の比較的緩やかな流れにキャストし、ロッドを高く持上げてラインが瀬の流れに着かないようにサミングしながらミノーを着水させた。
と同時に直ぐにリトリーブを開始し、ミノーは流芯に向かい潜航しながら泳ぎだした。
リールのハンドルは4,5回ほど回転させたのだろうか。
突然握ったロッドに衝撃が走る。
と同時にグッドサイズのニジマスがジャンプし、既に高く昇った陽を浴びその姿を露わにした。
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リールのハンドルは空回りを続け、レインボーは流芯に向かい疾走しラインがどんどん出てゆく。
流芯で少し動きが落ち着いたところで、ドラグを少し締め込み徐々に引き寄せるけれど、魚体が浮いてくる前にまた流芯へと逃げ込まれてしまう。
確か3回繰り返したのだと思う。
僕は瀬の脇に立ち、これが限界と思うウエストの辺りまでウェーディングしてネットを構えた。
水面近くに浮き上がったレインボーは上流側に居る。
思い切ってランディングを試みる。
50肩で上がらなくなった右腕をできる限り高く上げ、テニス肘で痛む左手で握ったネットを思い切り差し出した。
僕は「ヤッター」と言ったのだろうか、それとも「フーッ」とため息をついたのだろうか。
嬉しさと安堵でいっぱいだったに違いない。
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直ぐにYunさんに知らせ、僕はその見事な体高を持つレインボーに見惚れながら、彼が来てくれるのを待った。
彼が差し出した右手を握り締め、僕は喜びに酔いしれる。
写真を撮りリリースし、Yunさんに僕がここで数投しかキャストしていないことを伝える。
僕は河原の石に腰掛け一連の流れを頭の中で反復していた。
ふと顔を上げると、Yunさんのニューロッドが大きく撓っている。
僕は慌てず背後に回り、カメラを構えた。
突然、彼のリールが悲鳴を上げてラインがどんどん出て行く。
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どうやら彼もグッドサイズのレインボーをヒットしたようだ。
このポイントでは、フライロッドを握りながらのランディングはとても難しい。
彼がレインボーを十分疲れさせるのを待ってから、僕は両手でしっかりとネットを握り締めた。
ズッシリと重いネットを彼に渡し、右手を差し出す。
ギュッと握る彼の手から、その喜びの程が伝わってくる。
こんな日が来るなんて想ってもみなかった。
僕は今朝見たエゾアマガエルのことを思い出していた。
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by abu-z4 | 2008-06-29 21:06 | 釣り | Comments(10)
2008年 06月 23日

6月なのに

6月といえば、川でのニジマス釣りの最盛期。
僕たちはそう思っているし、仙台の友人もそのつもりで1ヶ月振りに北海道にやって来た。
勿論、目的は本流のニジマス。
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6月に入ってから、単発だけれど良型のニジマスが周りで釣れ始めている。
今回は3人での釣行。
きっと誰かがグッドサイズのニジマスに出会えるはずだ。
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そう思ったのは、キャストを開始して1時間ほどまで。
川の状態は何ら問題は無いものの、気配が全く感じられない。
唯一サクラマスだけは、相変わらず派手なジャンプを繰り返している。
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今年は例年より良いニジマスに数多く出会えた、というFFMに先日出会ったが、大きなニジマスを見た、という話しをよく耳にするけれど殆どのFMは、今年は芳しくないと言う。
僕には、何かチョッとしたバランスがずれているように感じる。
それが何なのかは、正確には言えないのだけれど。
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諦めきれない僕たちは、イブニングに望みをつないでみたが、結局、本流らしいニジマスには、誰一人出会うことは出来なかった。
6月の本流釣行をとても楽しみにしてやって来た仙台の友人が、グッドサイズのニジマスと共に写真に納まるはずだったのだけれど、僕のその望みは最後まで叶ことはなかった。
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by abu-z4 | 2008-06-23 22:54 | 釣り | Comments(4)
2008年 06月 15日

1500Cの囁き

ABUアンバサダー1500Cは、10年程前小河川で小型のニジマスを狙うために手に入れた。
去年から調子が悪く、今年になってようやくショップを通して修理を依頼したところ、ギアが欠けているのが判明。
僕の1500Cにはハイスピードギアが組み込まれているのだけれど、部品のストックはもう既に底をついたらしく、スタンダードなら在庫はあるので組み込み可能とのこと。
無いものはしょうがない。
スタンダードギアを組み込まれた僕の1500Cは木曜の夜、ようやく僕の手元に帰ってきた。
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週末釣行は本流なので、いつもの4500Cの方が合っているけれど、折角直って帰ってきたのだからスタンダードギアがどんな具合か試してみたい。
土曜の釣行は、少し無理を掛けるのを承知で、1500Cに7.6ftのロッドを組み合わせることにした。
しばらく使っていなかったせいか、スプールの回転が渋く飛距離が出ない。
しかしそれもキャストの回数に比例して、全てが徐々になめらかになっていく。
ただ、スイベルが大きすぎたせいでルアーの動きがリールやロッドに伝わってこない。
スイベルのサイズを落とし、ヌカカの攻撃から逃げて移動してきた瀬頭でキャストを続けた。
うん、この感触でOK!
早速、ウグイらしき反応があるものの、フッキングには至らない。
少しダウンクロスぎみに遠投し、流芯を探ってみる。
グゥン!少しロッドがのされるような強いアタリ。
反射的に合わせを入れた瞬間、1m程のジャンプを見せる鱒。
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1500Cからは、普段良く耳にする友人たちのフライリールからの悲鳴とは違う、ジッジッジッとという控えめな囁きが断続的に聴こえてくる。
多分、その囁きはリールを握る僕だけにしか聴こえないほど小さな音だ。
3度だっただろうか、4度だっただろうか、ジャンプを繰り返す鱒の姿がニジマスに間違いないと確認できる距離まで近づくまで、僕は1500Cの囁きを何度も聴きながら、1500Cでまた釣が出来たことを楽しみ、僕にとってはグッドサイズのニジマスに出会えたことを喜んだ。
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慎重に引き寄せ、やや手こずりながらもニジマスは大型のShuCraftネットに収まった。
1ヶ月以上も前に本流でのニジマス釣がスタートしたと思ったら、それからは急に反応が悪くなってしまった。
ようやくまた本流ニジマスに出会えたことで僕は嬉しかったし、1年振りにこの赤い小さなリールが復活したこともまた嬉しいことだった。
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珍しくイブニングまで粘ることになり、ヌカカ対策のネットを被り薄手のグローブで完全防備。
ネット越しに見える景色はサングラス以上に薄暗く見え、老眼の進んだ僕には足元も良く見えない。
案の定、河原に下りる土手で足を踏み外し、頭から1回転して草むらに着地した。
幸い身体は無傷で打撲もなし、ロッドも無事で背中のネットも助かった。
しかし、キャストを開始して間もなく、ルアーの着水位置も足元の様子も確認できなくなってきた。
同行の皆はまだ続けている。
月明かりがその姿を水面に浮かび上がらせている。
でも、それが誰なのかはもう僕には判断できない。
ぼくは1歩づつ足元を確認するように土手を上り、一足先にロッドをたたんだ。
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by abu-z4 | 2008-06-15 20:10 | 釣り | Comments(2)
2008年 06月 09日

新記録!


新記録!
とは言っても、べつに大きな鱒が釣れたわけではない。

土曜出勤の代休の今日、一人本流へ出かけた。
初夏の日差しが照りつける中、やっとネオプレーンのウェーダーから夏用に替え、いつもの本流を独り占めする。
それにしても今年は、サクラマスがとても多い。
ジャンプするのは以前からよく見かけたが、泳いでいる姿がこんなに多く確認できるのは、ここに通い始めてから5,6年経つけれど1度もなかった。
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4時間かけて、いつもよりゆっくりと丹念にキャストを繰り返したつもりだけれど、おそらくウグイと思われるアタリが3度あっただけで、虹鱒らしき反応は全く無かった。
今日のような状況では、瀬で小さな虹鱒やヤマメが反応してくるはずなのに、それも皆無。
なす術も無く、今日もまた思いあたるポイントを彷徨うことになった。
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こんな時は、その後良い思いをしたことが無く、今日も例外ではなかった。
小さなアタリは時折あるものの、なかなかフッキングしない。
ようやくフッキングできたと喜んだのも束の間、その正体はレッドバンドならぬオレンジバンドのウグイ。
それでも往生際の悪い僕は、小さくても良いからと帰り際に京極付近に寄ってみた。
確かに小さな虹鱒やイワナが釣れたけれど、釣れば釣るほどなんだかさみしーい気持ちになってきた。
ここまできて今日の僕はやっと諦めがつき、ロッドをたたむことにした。

それで、新記録!
そこそこのスピードで230Km走った僕のZ4は、平均燃費15.8Km/L。
ガソリン価格が高騰するなか、とてもありがたいことではある。
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by abu-z4 | 2008-06-09 22:18 | 釣り | Comments(6)
2008年 06月 01日

心がけ

土曜日、いつもの仲間は、お子さん達が運動会でお休みということもあり、僕は会社の同僚と共にいつもの本流方面に出かけた。
同僚の彼は、FF歴30年以上のベテランで様々な経験を積み重ね、常に美しいキャスティングを最重要課題としているそうである。
きっと我流で雑なキャスティングを繰り返すLFMの僕にとっても、何かしら感じるものがあるだろうと期待する。
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生憎の強風にもかかわらず、彼のキャスティングは無駄な力の入らない、柔らかく優しい印象だ。
LFで違うスタイルとは言え、全体に硬くぎこちない僕は、チョッと恥ずかしい。
ワンキャスト毎に丁寧にリトリーブを繰り返し、それぞれのポイントを丹念に探っていく。
とにかく、一つ一つの動作を大切にしているのが良く分かる。
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そんな彼を観察していると、テクニック的なものは諦めるにしても、丁寧な釣りは心がけたいものだと思う。
歳のせいか、体のあちこちが痛む今日この頃、雑になりがちなキャスティング。
丁寧に大切にキャスト続けた1日だったが、反応してくれたのは2匹のサクラマスと1匹の小さなアメマス、そして幼魚といってもいいほど小さな虹鱒2匹だけで、最後まで本流らしい虹鱒には出会うことができなかった。
だけど丁寧な動作は、今後も続けるよう心がけたいと思う。
鱒たちに敬意を表するためにも。
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by abu-z4 | 2008-06-01 18:54 | 釣り | Comments(2)