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2008年 04月 29日

いつもと同じ いつもと違う日

いつもと同じ仲間と支笏湖で一日を過ごした。
いつもと同じように僕のロッドには、鱒からの反応はない。
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いつもと同じように湖畔に腰掛け、コーヒーを淹れていただきゆっくりと時間が過ぎてゆく。
いつもと同じように心地よい疲労感が残り、帰路についた。
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ただ、先週からトラブルを抱えていた僕は、早朝彼等と会うまでは意気消沈していた。
「ロッドを振れば気持ちが落ち着くかも」そう思っていたが、違っていた。
彼等と会った瞬間からいつもの自分を取り戻し、ロッドを握る頃には、むしろいつもより落ち着いていた。
よき友人達に、感謝。
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by abu-z4 | 2008-04-29 22:03 | 釣り | Comments(8)
2008年 04月 20日

少し前進

考えてみると、海アメというものを最後に釣ったのはいつだったのだろう。
2年、いや3年?

土曜は、いつもよりかなり遅めの6時スタート。
友人と2人で島牧方面に向かった。
峠を越して海岸線に出る。
いつもは大勢の釣り人で賑わうこの海岸線だけど、今日はどうしたことだろう、やけに車が少ない。
無風状態でベタ凪の海は、鏡のように静まり返っている。
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ポカポカ陽気の砂浜で、キャストを開始した。
静かでほのぼのとしているのは良いが、気配というものを全く感じさせない。
振り返ってみると、後ろの防波堤に友人が早くも諦めポーズで腰掛けている。
撤収。
クルマに戻る途中、友人に出会った。
更に先の河口付近は良い状況らしく、彼は3匹の大型海アメに出会ったという。
直ぐに移動することにした。
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そこでは、別の友人が既に大型の海アメを釣った後、のんびりと休憩していた。
再会の挨拶もそこそこに、僕たちはキャストを開始した。
先程のポイントとは違い、ここでは直ぐに魚の気配も感じられるし、実際にサケ稚魚を追いかけまわす大きな海アメの姿も確認できる。
ひょっとしたら、久しぶりに海アメと出会うことができるかな?
時折、大勢のフライマンが並んだ彼らのロッドのうちの何本かが、強烈なカーブを描く。
どれもこれも60を超える、サケ稚魚をお腹一杯に詰め込んだ丸々とした海アメだ。
同行の友人に3度のバイトがあったこともあり、僕たちは昼食後も今日一日、ここで過ごすことに決めた。
僕のリトリーブするヤマメカラーのサスペンドミノーに、最初の反応があったのは食後まもなくのことだった。
リトリーブが終わる数メートル手前、大きな魚体が確認できた。
一瞬、ミノーを咥えたのか軽く触れただけなのか、ロッドがブルルンと震えたが、ミノーはそのまま回収された。
うん、海アメは、僕のミノーに反応するのは確かだ。
それから間もなく、同じようにかなり手前で、今度は引ったくるような強烈なアタリ。
とうとう僕のミノーを海アメが咥え、ロッドが強烈に撓った。
水面で暴れるその姿は、大型であることが確認できる。
でも、その数十秒後、手前の岩に潜り込まれてテンションがゆるんだのだろうか。
抵抗感のないリールをリトリーブすると、ヤマメカラーのミノーだけが僕のロッドに納まった。
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バイトがあるものの、なかなかやり取りまでに持ち込めなかった友人は、午後から一匹目の海アメを引き寄せる途中にブレイクさせた後沈黙が続いたが、とうとうこの日5匹目のバイトを確実にフッキングさせた。
慎重に引き寄せる彼は、見事大型の海アメをランディングすることに成功した。
彼の嬉しそうに微笑む笑顔は、傾き始めた太陽に照らし出され輝いていた。
おめでとう!

残念ながら、僕は今回も海アメに出会うことができなかったけれど、少しだけ海アメに近づくことができた。
こんなに良い状況は、そうそうあることではないと思う。
でも、次回は少しだけ自信を持ってロッドを振ることができるのかな。
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by abu-z4 | 2008-04-20 14:29 | 釣り | Comments(10)
2008年 04月 13日

さようならブルーノ

ブルーノ
ゴールデン リトリバー 雌
1995年11月16日生まれ
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僕たちの家にやって来たのは、生後3ヶ月のバレンタインデーだった。
娘はもうじき小6息子は小4、賑やかだった家は、さらに賑やかになった。

まだ、ゴールデン特有の飾り毛が無く、柔らかな産毛に包まれた君は、女の子にも拘らず、娘が以前から犬を飼うのならこの名前、と決めていたブルーノという男の子の名前を付けられた。
雪が解けて春らしくなり始めたときには、君はもう我が家で暮らすために必要な事を、ほとんど覚えてしまっていたね。


それからはもう、毎週のように子供たちと共にドライブに出かけたり、釣りに出かけたり、キャンプにも出かけたり、ほんとうに何時も一緒だったよね。
そんな時は決まって君はオデッセイの助手席座っていて、僕の運転の邪魔をしないように停車しているとき以外は、決して手をかけてきたりはしない良い子でした。
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平和を好む君は、公園でも他の犬とも仲良くやっていたし、追いかけっこが大好きな足の速い子だった。
でも、一番大好きなのは、もう兄弟同然の子供たちと一緒に遊んでいる時だったね。
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まるで一番下の妹のように、子供たちにくっついていたのを覚えているよ。
そうだ、夏には息子よりも体重が増えていたんだ。
それから空気清浄機のテレビショッピングで、テレビに出演したこともあったね。
あっという間に大人になり、1歳を迎える頃にはすっかり立派なゴールデンリトリバーとしての風格を漂わせていたね。
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あれから何時も僕たちと生活を共にし、娘はもうじき24歳息子は21歳になった。
君は歳とともに白髪が増え、すっかりおばあちゃんになってしまったけれど、持ち前の明るく優しい性格のせいで、僕たちは君がもうじき寿命を迎えていることをすっかり忘れてしまっていた。
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去年の春、胸膜に溜まった水からガン細胞が見つかった時、お医者さんから夏が山場になるだろうと言われたんだ。
覚悟していたのだけれど、君は奇跡的に回復し、12歳の誕生日を元気に迎えることができた。
本当は、体が辛かったんだと思うけれど、君は病院よりも僕たちの元で一緒に暮らすことを望み、我慢していたんでしょ。
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最近、時々体の震えが出ていたから調子が悪いのは分かっていたんだ。
でも、4月11日夜に、食餌を摂った後元気にトイレに出かけた君が、突然倒れたと電話で聞き急いで会社から戻ったけれど、僕が帰宅したときにはもう既に君は息を引き取っていた。
眠っているようにも見える君の身体に触れてみると、いつもの君よりも少し冷たい感じがした。
返事をするわけが無いのは分かっていても、何度も「ブルーノ」の名前を呼んでしまう。
時間が経つにつれ、硬くなっていく体と完全に冷たくなった君の身体は、僕たちに現実を伝えていた。
そして今日、君は火葬され完全に僕たちの前から姿を消した。
でも、僕たちは、いつまでも君と一緒に暮らした毎日を忘れることは無いだろう。
そう、君は僕たち家族の一員なのだから。

ブルーノ!
僕たちのところへ来てくれてありがとう。
安らかに、ブルーノ。
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by abu-z4 | 2008-04-13 17:31 | Comments(8)
2008年 04月 10日

平日の一人フィールド巡り

火曜の代休が急遽水曜に変更になり、僕は一人真夜中に島牧に向けクルマを走らせた。
何を隠そう、一人で島牧に行くのは初めてだし、第一僕が一人で海に釣りに出かけることが初めてなのだ。
何故か自分でも良く分からないのだけれど、多分、友人からのアドバイスが僕をその気にさせたのだと思う。
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2時間半程で予定よりも早く着いてしまったけれど、薄暗い河口付近には、既に数人の釣り人が立っていた。
何をどうして良いのかわからないまま、とりあえずミノーを結びキャストを開始した。
何時ものように何も起こらないまま、ミノーは海を泳ぎ僕のロッドに帰ってくることを繰り返している。
ふと左を見ると、隣でキャストしていたフライマンのロッドが弓なりに撓っている。
かなりの大型であることが直ぐに分かる。
やり取りの一部始終を、近くで拝見させてもらった。
それは、70をかるくオーバーした丸々とした見事な海アメだった。
写真を頼まれお話ししてみると、友人のblogで良く拝見する方で、僕のことも知っているRさんだった。
Rさんにとってのメモリアルフィッシュだったらしく、とても喜ばれていたし、僕もなんだかとても嬉しい気持ちになった。
だけど、一向に僕のロッドには何の変化も伝わってこない。
僕は、海を諦め川に向うことにした。
クルマに戻ると、これからここでロッドを振るという方に声を掛けられた。
帰ってきてから思い出したのだけれど、以前にお会いしたことのあるOさんだったようだ。
とても失礼してしまった。
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いつもの本流を覗いてみると、随分と増水したうえかなりの濁り。
支流の真狩川に行ってみても、本流上流域に行ってみても、やはり水量は多く数投キャストしただけで諦めてしまった。
相変わらず諦めの早い僕だけれど、春らしい陽気に誘われるまま、オープンエアを楽しみながら更に長流川・支笏湖へと足を延ばした。
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支笏湖では、大きな鱒が全身を露わにしてジャンプしていた。
それでもやっぱり、僕のルアーにはどんな魚も興味が湧かないらしい。
最後にこれで諦めようと、いつものスピナーを結んでみる。
思い切りキャストした。
バシィッ、という音とともにラインは切れ、スピナーがどこかへ飛んでいってしまい、リールにはバックラッシュでグシャグシャになったラインが残っていた。
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こうして、僕の420Kmに及ぶ平日の一人フィールド巡りは、幕を閉じた。
全く落胆しなかったといえば嘘になるけれど、支笏湖の木々と湖面に輝く太陽の光、そして何よりも今年初めてのオープンエアでのドライブは、僕の心を癒してくれた。
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by abu-z4 | 2008-04-10 23:34 | 釣り | Comments(6)
2008年 04月 06日

冬のち春

土曜の未明、雨がみぞれに変わり始めたとき、僕たちは札幌を出発した。
峠を越える頃にはみぞれが雪へと変わり、すっかり雪解けがすすんだ道路に再び降り積もる雪は、まるでこれから冬本番を迎えるような吹雪へと変わっていった。
やがて、いつもの本流付近を通過する頃には雪は止み、荒れた海を横目に見ながら目的地の後志利別川に到着してみると、風は強いものの時折陽が差す曇り空は、道南の春を感じさせてくれる。
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土手に止めた車から川を見下ろすと、時折ボイルが確認できる。
今日こそは、利別川のアメマスに出合うことができるのだろうか。
おそらくアメマスはサケ稚魚を追い回してボイルしているのだろうから、僕は迷わず小さめのミノーをチョイスしキャストを開始した。
表層直下をゆっくりとリトリーブしたり、小刻みにアクションを入れたり、キャストした後流れにまかせてスイングさせたり、いろいろと試してみたが一向に反応が無い。
ああ、今日も利別川のアメマスには出合えないのか。
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いつもの本流では、スピナーでもアメマスは反応してくれる。
僕は、いつも本流でやっているように、スピナーをダウンクロスにキャストし、ブレードが回転し始めるのを確認したらリトリーブストップし、少しステイさせた後ゆっくりと少しだけリトリーブするという繰り返しを試してみることにした。
完全にスピナーが僕の立つ下流に流れ、逆引き状態になった。
グゥンと押さえつけられるような力強い魚からの反応。
反射的に僕がロッドを立てたのと同時に、シルバーに輝く大きな魚体が水面から全身を露わにしジャンプした。
何てことだ。
それは60オーバーのサクラマスだった。
鱗が剥がれないように慎重に引き寄せ、リリースした。
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楽しくないと言えば嘘になるけれど、僕は一度も利別川でアメマスを釣ったことが無いのだ。
落胆の方が大きかった。
きっと、今年ここへ来るのは最後になるだろう。
僕は諦めずキャストを続けた。
でも、結局その後は何の反応も得られないまま終わってしまった。
いつの日にか、今回友人が釣ったような、利別川ならではの丸々と太ったアメマスに出会ってみたいと思うのだった。
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by abu-z4 | 2008-04-06 17:27 | 釣り | Comments(8)