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2007年 10月 28日

枯れ葉舞散る日曜の本流

朝7時、僕のZ4は未舗装の農道をおなかをスリスリしながら通り抜け、いつもの本流よりも少し下流に到着した。
日曜だというのに誰もいない。
僕は川の様子を覗くために土手に立つが、覆いつくすように広がった朝靄が視界を遮る。
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のんびりと準備を済ませ川に降り立った頃、朝陽が昇るのと反比例して朝靄が徐々に消え始めた。
時折、秋らしい日差しが川面を照らすと、一瞬風が強く吹く。
対岸の崖に立つ色付いた木々から、風に耐え切れなくなった葉がパラパラと舞い落ちる。
いや、実際に聞こえた音は、カサカサの方が近いかもしれない。
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相変わらず、何をキャストしても僕のロッドには生命反応が伝わってこない。
流れ落ちて来た枯れ葉がフックに刺さったり、底を取り過ぎて根掛りしてしまったり。
秋は大物のシーズンだというのに・・・・・・・・・
実を言うと、秋は大の苦手。
今まで良い思いをしたことがない。
と言うよりも、6.7月以外まともな釣りをしていないと言っても過言ではない。
何とか秋の攻略方法を見つけようと試しているのだけれど、どれも全く反応が無い。
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ならばポイントを変えてみようと思い、上流へ移動した。
最初のポイントもそうだったけれど、雰囲気はとても良い。
水量も色もとてもイイのだ。
だけどやっぱり無反応。
予定の時間を1時間延ばして粘ってみたけれど、とうとう一度も反応を得られないまま終了となってしまった。
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by abu-z4 | 2007-10-28 18:55 | 釣り | Comments(6)
2007年 10月 21日

秋深まる本流・支笏湖

おそらく今年最後となるであろう土曜休日を、友人とともにフィールドで過ごした。
やや冬の気配も感じさせる秋深まる本流は、もうすっかり緑系から黄赤系に衣替えを済ませている。
心配したほどの濁りではなかったが、鱒の反応は友人にあった1回のみ。
やや濁り始めた最初のポイントから少し上流へ移動してみたが、むしろ濁りが増すばかり。
早々に本流を諦め、残りの時間を支笏湖で過ごすことにした。
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数日前から天気予報が悪天候を予報していたせいか、土曜日だというのに支笏湖はいつもほどの賑わいはない。
友人のお気に入りで、僕も行き慣れているいつものポイントに入る。
風がそこそこ強い割には気温がそれほど低くなく、時折降る雨もさほど気にならない。
カメムシルアーを浮かべてみたり、スプーンで底を探ってみたり、ミノーを泳がせてみたり、勿論スピナーを引いてみたり・・・・・・、何の反応もないままゆっくりと時間がすぎる。
先日来試してみたかったルアーでのルース二ングは、改良を重ねた結果、システム自体は何とか機能するようになったけれど、肝心の鱒からの反応は無かった。
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友人が淹れてくれたコーヒーで一休み。
ここで頂くコーヒーも今年最後になるのだろうか。
僕はいつもよりも時間をかけてゆっくりと味わった。
陽が沈むまでの1時間余り、僕たちはロッドを振り続ける。
この日、僕たちだけだったポイントがモノクロの世界に包まれ始めた頃、今日1日のフィールドでの遊びを終了する事にした。
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by abu-z4 | 2007-10-21 17:59 | 釣り | Comments(4)
2007年 10月 08日

秋の本流に一人佇む

友人達は金曜の深夜から泊りがけで遠征に出かけている。
日曜日の早朝、僕は一人本流へ向けて愛車を駆る。
目的地までは約100km。
今日はエコランに徹することにしよう。
適度な車間距離を保ち、ブレーキとアクセルペダルの頻繁な踏み替えを避け、急加速も極力避ける。
それでも遅いクルマが前を塞ぐと、何度か一気に抜き去った。
2時間弱のエコドライブを楽しみ、本流に到着した。
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既にフライマンが一人先行しているが、状況はパッとしないようで、足早に釣り下り帰ってしまった。
フィールドには僕1人。
先日来考え準備していたタックルやメソッドを試すのには、ちょうど良い機会だ。
ほとんど魚の気配が無い流れに、次々とルアーともフライとも言えないヘンテコな物を流してみる。
上手く流れてくれるものも有れば、2,3投でダメになってしまうタックルも有る。
一通り試してみたけれど、鱒からの反応は皆無。
こんな時には、秋になると反応が悪くなるのは分かっているのだけれど、ついついスピナーを流してみたくなる。
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スピナーに替えて1投目、直ぐに25cmほどのニジマスが反応してくれた。
小さいけれど僕にとっては、カラフトマス以来の久しぶりのヒットだ。
チョッと嬉しいけれど、チョッと寂しい。
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河原の大きな石を見つけ、腰掛ける。
ゆっくりとタバコの煙を吸い込み、空を見上げて吐き出す。
そういえば、最近ゆっくりタバコを吸うこともなかったなぁ。
僕はしばらく石に腰掛けたまま、ただ川を眺めていた。
30分ほど経ったのだろうか、なぜか今日はこれで満足という気分になってしまった。
それにとても疲れていることに気が付いた。
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帰り道、休日のドライブを楽しむ人達で渋滞気味のいつもの道路を、峠の登りの追い越し区間以外はただ流れに沿って走った。
峠を下り、やっと渋滞から開放された時メーターに目をやると、平均燃費は14.9km/Lを示していた。
渋滞がなければきっと15以上は確実だったと思うのだけれど、十分に満足のいくエコランが出来たことには間違いない。
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by abu-z4 | 2007-10-08 11:57 | 釣り | Comments(6)
2007年 10月 01日

断末魔の叫び

日曜日、3週間ぶりの釣りはいつものメンバーで本流へ。
前日までの雨の影響が心配だったが、僕は本流へ行きたかった。
フィールドへ到着すると、blog仲間と2ヶ月半振りに偶然の再会。
前日から本流に来ている彼によると、土曜日の夕方にビッグサイズのレインボーをキャッチしたと言う。
僕たちの期待も自然に高まる。
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水量が多くやや濁った流れは、トルクがあって滑りやすい川底と相まって危険だ。
僕たちは反応の悪い最初のポイントから、少し流れの緩やかな下流へ移動することにした。

「ギャァー」僕よりも少し下流でロッドを振っていた友人のハーディー・マーキスが、突然悲鳴を上げる。
彼のリールから何度も悲鳴を聞いたことはあるが、今回は今まで聞いたことの無い、悲鳴というよりは断末魔の叫びのように聞こえた。
本気でリールが壊れてしまうと思ったほどだ。
下流に体を向けている彼の表情は窺い知れないが、サケが掛かったらしいと言う。
だが、はっきりした理由は言えないが、僕にはそうは思えない。
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僕は思わず「ゆっくりね」と言葉を掛け、数枚の後姿をカメラに収め彼の下流に回った。
そこで目にしたものは、偏光レンズ越しにオレンジ色に見える、鮮やかなレッドバンドを纏ったビッグサイズのレインボーだった。
既にもう一人の友人がネットを用意しているが、僕のネットの方が大きくバットも長いので、僕がネットインを試みることにした。
レインボーである事を確認した当の本人は、僕にプレッシャーを掛けないように懸命に平静を装っているが、その笑顔はやや引きつっているようにも見える。
なかなか表層に浮いてこないビッグレインボーに、僕は両手で握ったネットを水中に突っ込み十分な深さまで沈めた。
その時、反転したレインボーは綺麗に僕の握るネットに入り込んだ。
ズッシリとした重量感が伝わってきて、緊張感から開放される。
彼の笑顔にも安堵の色が広がる。
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僕たちは握手を交わし、喜びに浸る。
川岸に横たわったレインボーは、今まで見たことがないグラマラスなプロポーションで僕たちを魅了した。
小さな顔、ふくよかな胴体、尾鰭の付け根のクビレ、綺麗で大きく力強い鰭、鮮やかなレッドバンド・・・・・
写真を撮り終わり、友人が優しくリリースする。
長いファイトだったのにも拘らず、元気良く直ぐに流れに戻っていった。
僕はもう一度、友人に祝福の握手を求めた。
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by abu-z4 | 2007-10-01 18:49 | 釣り | Comments(8)