カテゴリ:自動車( 7 )


2009年 01月 05日

砂漠の熱風

元日からの正月休みも今日で終り。
とうとうロッドに触れることもなく終わってしまいそうだ。
ゆっくりと過ごした甲斐もあり、五十肩やテニス肘の痛みも幾分和らいだ。
ロッドを握るのはもう少し後にしようと思う。

最近は、自動車雑誌を買うことは無く、最新情報には疎くなってしまった。
暇な時にネットから情報を得る程度で、それも僕の心を惹きつけるようなことは滅多に無い。
ところがそんな中に「新型シロッコ」の文字を見つけた。
特に新しい情報ではないようだけれど眼を通してみる。
「ウンーン」何と言ったらいいのか・・・・・・・・
僕にはもう最近のデザインが良く分からない。
実物を見るとハッキリするのだろうけれど、少なくとも写真を見る限り、74年に初代シロッコが発表された時のような感動は無い。
だんだん感性が鈍くなってきたということなのかなぁ。
2代目の時は、僕も十分若かったにもかかわらず、間延びしたデザインにガッカリさせられた記憶がある。
自分が乗っていたからなのか、やはり「砂漠の熱風シロッコ」(初代のキャッチフレーズがそうだった)が今でも好きだ。
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新型もそうであるように、ベースはゴルフだ。
そしてビートルベースのカルマンギアがそうであったように、組み立てはカルマン工場で行われていた。
当時のBMW6シリーズクーペもカルマン工場で組み立てられていたはずだ。
カルマン工場の立て付けはとても良く、ガタピシときしみ音が絶えないそれまで乗っていたゴルフⅠとは全く別の車に感じたものだ。
とは言うものの、メーター周りはゴルフそのもので他にも沢山の共通部品が存在していた。
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ビルシュタインのショックと固めのスプリングを組み込み、ストラットタワーバーとロワーバーで固めた足回りは、小さく引き締まったボディーに1.5L75馬力の非力なエンジンを搭載した78年型を、まるでカートのようにキビキビとコーナーを駆け回る性格に変えてしまったけれど、僕はそれをとても気に入っていた。
やはり小さなクルマがいいなぁ、できれば全長が4m以内。
その時の印象が強かったせいか、今乗っているZ4が2シーターなのにとても大きく感じてしまう。
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新型シロッコの名を冠するクルマが、若い人達にとって、僕にとっての初代シロッコのような存在になることを願いたい。
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by abu-z4 | 2009-01-05 11:38 | 自動車 | Comments(6)
2008年 01月 21日

ランチア ベータ・クーペ

最近、過去に乗っていた車で何度も思い出す1台がある。
特に高性能だったわけでも、高価だったわけでも、名車と呼ばれるような車でもない。
年末から何度も写真を探してやっと見つかったのは良いのだけれど、肝心の全体像の写真が見つからない。
見つけたのはフロント部分とリア部分のアップだけ。
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ランチア ベータ・クーペ。
80年代後半に家内の車として購入した1980年モデル。
でも、そのスタイルにすっかり魅せられた僕は、僕のデルタ・インテグラーレと交換してしまった。
北米向けのベータ・クーペは、排気ガス対策でとても非力。
更に無骨な5マイルバンパーと大きなサイドマーカーレンズは、本来の美しさを大いにスポイルしている。
まるで、美しい女性が娼婦のような化粧をしているみたいだ。
それでも、各ギアを目一杯引っ張って走らせると、とても良いエンジンサウンドを響かせるし、近くで見たりワックス掛けでボディに触れていると、微妙な曲線と曲面を感じ取ることができ、本来はスタイルの良い美人であることが分かる。
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そんな彼女・・いや、そんな車だったけれど、とても体が弱かった。
相次ぐ故障と、ある日突然リアウインドが割れてしまうアクシデントがあり、2年余りで僕の元を去っていった。
当時は、パーツの入手がとても困難であったために、もう僕には経済的にも手に負えなかったので、入手した先のショップに引き取ってもらったのだった。
嫌いになったり飽きてしまったりしたのではなかったので、今でも忘れられない車なのだ。
どうしても久しぶりに姿が見たくなっていろいろ探してみたら、色は違うけれど本来の衣を纏った彼女をネットで見つけた。
当時の僕の目には狂いがなかったと思う。
長い年月を経た今、僕は本当に美しいものは永遠に美しいと思うのだ。
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by abu-z4 | 2008-01-21 21:32 | 自動車 | Comments(8)
2007年 05月 01日

洗車

土曜日出勤だった僕は、今日は代休。
天気も良くないし出かける予定も無いので、冬の間全く手入をしていなかったZ4を洗車することにした。
実は、昨日友人から洗車セットなるものを借りたのだ。
水洗いしかしなかった僕には、カーシャンプーや鉄粉取りはとても助かった。
これらは今では常識のアイテムなんだろうけれど、面倒くさがり屋の僕は、今まで使ったことがなかったのだ。
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すっかり綺麗になったZ4のドライバーズシートに腰を落とす。
するとピカピカになったリアフェンダーが、ドアミラーに映る。
実は、このドアミラーに映ったお尻のふくらみが、Z4購入の一番の切っ掛けになったのだ。
かつては60年代のクルマに多く見られたけれど、最近はエアロダイナミクス優先の為か、少なくなったような気がする。
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ロングノーズ・ショートデッキ、コーダトロンカ風のリアエンド、一見フロントフェンダーからサイドガラスに向って落ち込んでいるように見えるアクセントライン、これらは60年代のクルマに憧れた僕にとって決して新しいものではなく、むしろノスタルジックなものだ。
僕はこのドアミラーに映ったリアフェンダーを見るたびに、初めてのクルマで夢中になったけれど、結局1年で別れることになった117クーペを思い出してしまう。
これから雨が降り出すらしい。
そういえば五木寛之の小説で「雨の日には車を磨みがいて」というのがあったなぁ。
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by abu-z4 | 2007-05-01 16:47 | 自動車 | Comments(2)
2006年 12月 20日

スロットレーシング

考えてみると、今シーズンは随分と釣りに出かけたものだ。
初めてのフィールドも幾つかあり刺激的で、少し萎えかけていた好奇心も蘇ったような気がする。
毎週のようにフィールドへ出かけても、帰りには次週のことが待ち遠しくて直ぐにでも行きたくなってしまう、そんな1年だった。
でも、12月に入ってから疲労を感じるようになってしまった。

少し休んで体力を回復させなければ、と思いながら先日の日曜日自宅でゴロゴロとしていると、
友人であり人生の先輩でもあるⅠさんからの電話「スロットレーシングのサーキットが出来上がったから遊びに来ませんか」とのお誘い。
Ⅰさんが数年前から自宅にスロットレーシングのコースを製作していたのは聞いていた。
それがとうとう完成したらしい。
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ホビールームに案内された僕は、暫し言葉を失った。
「なんだこれは!」それはプライベートコースの領域を超えた本格的なものだった。
「2コースしか無い」とⅠさんは謙遜するけれど、ラップやタイムを計ることができるマルチカウンターや製作途中のジオラマ、壁に掛けられた60年代のポスター、それに何といっても50台以上はあると思われる1/32スケールの60年代の物を中心としたレーシングカーの数々、作り掛けの物やこれから手を付けるものまでも含めると一体何台あるのだろう。
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僕たちがクルマに夢中になるきっかけになった、60年代を代表するグランプリカーの中から、小学4年生当時最も好きだったフェラーリ250GTOを手にとってみる。
風を切り裂くように伸びたロングノーズ、猫科動物の後足の付け根を連想する、力強いけれどエレガントなリアフェンダーの膨らみ、じっと見ていると40年も前の感覚が蘇り、胸がドキドキしてきた。
他にもフェラーリP4、フォードGT40、デイトナコブラ、ジャグァーEtype、ポルシェカレラ6等々
夢中になったクルマが忘れていた感覚を呼び戻し、僕のドキドキは更に早くなっていく。
当時の物とは比較にならないほど高性能になっているけれど、ドリフトしながらコーナーを駆け抜けていく姿に興奮しながら、僕は時間を忘れて夢中になってしまった。
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気がついた時は、Ⅰさんといつの間にかレースをしていた。
バトルになるとお互い無理をして、スピンしてコースアウト。
そんな事を何度も何度も繰り返し、まるで2人は子供のように時間を過ごした。
やがて帰宅の時間が迫ってきた頃、僕は思うのだった。
自分の夢を持ち続け、それをじっくり時間を掛けて楽しんでいる人生の先輩であるⅠさん。
こんな人を友人に持てる僕は、幸せだなぁ、と。
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by abu-z4 | 2006-12-20 14:30 | 自動車 | Comments(8)
2006年 09月 26日

ハイ スピード ドライビング

今や、毎日の生活に欠かせない自動車。
通勤や買い物、週末の釣り、目的や好みは人それぞれだ。

僕が自動車を選ぶ時、最も大事にしているのがデザイン。
気に入ってしまうと、少々使い勝手が良くなかったり信頼性に欠けていても、予算に見合っていれば手に入れてしまう。
たとえそれが大好きな釣りに不便であっても、全く使えないわけではない。
自分用に何台か持つことが出来れば幸せだけれども、それは叶わない。
大事なのは、人を乗せたり荷物を運んだり快適性等ではなく、自分が気持ち良く乗れるか、ただそれだけ。
幸運な事に妻の自動車は、歴代彼女の好みにより小型の一般的な自動車を選んでいるので家族用には不自由しない。

デザインの好みはあるが、一定のスタイルに定まることが無く、ハッチバックやクーペ、今現在所有しているオープン2シーター、様々である。
不思議と普通のセダンというものを、免許を取得してから34年、一度も所有したことが無い。
これは、デザインが良いと思うセダンが一度も無かったという訳ではなく、ただ自分に似合わないと思っているからだ。

気に入ったデザインの自動車を入手すると、今度はその性能を自分なりに十分引き出したくなる。
そのためには、教科書が必要だった。
「カーグラフィック」、小学校高学年に始めて出会い、以後40代半ばまで読み続けた僕の自動車に関する情報源。
その「カーグラフィック」を出版している二玄社から、「ハイ スピード ドライビング」なる本が出版されていることを知っていたので、免許を取ると直ぐに入手し、20代の頃は何度も読み返した。
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これは、ポール フレール氏が著したもので、カーグラフィック初代エディターの小林彰太郎さんが訳している。
表紙には、ル マンを走る250LMとアルピーヌ、モンテの雪道をドリフトするコーティナ ロータス、これだけで僕は参ってしまう。
「正しい操縦の基礎」から始まり、操縦に関するあらゆる知識が理論的に説明されていて、感が鈍く不器用な僕にはとても参考になった。
30代には、サーキットで行われるタイヤメーカー主催のドライビングスクールに何度か参加したが、「ハイ スピード ドライビング」読んだ時ほど僕に影響を与えてくれなかった。
その頃既にこの本のおかげで、ある一定のレベルに達していたのだと思う。
ドライビングスクール終了後のフリー走行では、まずまずのタイムで走れたのだから。

僕はこの本を読んでから、どんな自動車を操縦しても楽しくなった。
それぞれの自動車の個性を感じ取れるようになったからだ。
たとえそれが貨物車だったとしてもだ。

最近、特に50代になってから老眼が進み、動体視力が落ちている。
だけど、ドライビングは釣りより肉体的に負荷をかけなくても楽しむことが出来る。
第一、ステアリングを握れないようじゃ、フィールドに行くことも出来ない。
ステアリングを握れなくなった時は、既にロッドも振れなくなっているだろう。
大袈裟ではなく、その時が人生の終わりだと決めている。
だから、80代になってもハイ スピード ドライビングを楽しんでいる、ポール フレールさんのように年をとっていきたいと、最近密かに思っている。
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by abu-z4 | 2006-09-26 22:43 | 自動車 | Comments(2)
2006年 07月 31日

風と匂いを感じながら

金曜日の夜、ウォルトン フィッシング クラブ会長のNAKAさんから、同じく会員のIWAさんと一緒に日曜日にツーリングのお誘いがあった。
ツーリング?もう何年ぶりだろう。
最後にツーリングらしきことをしてから、15年は経っている。
明るいうちに、道北遠征で無数の虫がこびりついたフロントマスクとスクリーンを洗い落として、簡単な洗車を終わらせた。
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ニセコ方面に向かう事だけは決まっている。
本流で釣りをするYunさんがタイミングが合ったので、ニセコの道の駅まで参加してくれることになった。
初めて身近で見るエリーゼを前にして、NAKAさんIWAさんともに驚きを隠せない。
天気の良い日曜日、交通量も多くゆったりとしたペースで走り出した。
普段はフィールドへと急ぐ道を、ジリジリと照りつける太陽や木々の匂いを感じ、時にはトンネル内の突然の寒さに驚きながら、あっという間にYunさんとのお別れの場所についてしまった。
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これから向かうニセコパノラマラインは、ヒルクライムを楽しめるコース。
でも今日は、いつもの走りを封印してスムーズなブレーキングとコーナリングに徹することにした。
NAKAさんは、奥様同伴なのだ。
いい年をして、ご婦人の前で下品なドライビングは見せられない。
おかげで普段は見過ごしていた風景を、高原のチョッと冷たい風を切りながら楽しむことが出来た。
途中、グルメなIWAさんお勧めの2件のお店に寄って、美味しいお茶や食事も楽しむことが出来た。
こんなゆったりとした時間を、愛車を駆りながら仲間と伴に過ごせるのもなかなか良いものだ。
今度は、木々が色づく頃にまた走りたいと思った。
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by abu-z4 | 2006-07-31 22:49 | 自動車 | Comments(2)
2006年 07月 25日

夕日

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天気が良くて、日が沈む前に仕事を終える事が出来た日はラッキーだ。
好きな音楽を聴きながら、眩しいけれど綺麗な夕日を見ることが出来る。
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町の西側に山が連なる札幌では、この10分後、沈んだ夕日が山の稜線をくっきりと浮かび上がらせることになる。
こんな日は、チョッと得した気分になる。

それにしても、フロントガラスが汚いなぁ。
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by abu-z4 | 2006-07-25 19:58 | 自動車 | Comments(4)